現場主義
当事務所の顧問契約は複数パターンありますが、行政指導監査の立会いを含むほどの手厚いケースだと、毎月1回以上の園訪問が含まれています。
これは7年以上続けていることです。もちろん、お忙しい園長先生からのご相談に直接応じるというのも理由の一つですが、それだけならオンラインでも可能です。なぜコロナ禍中も含めて、毎月訪問サービスを継続しているのかというと、「現場でしか分からないことが多いから」に尽きます。
毎月顔を出していると、職員さんとも顔なじみになり、何かあったとき(事故や苦情等)の対応もやりやすいですし、園内研修などもスムーズに行えたりします。そういった形で徐々に信頼関係を作っていけたら、不利な情報も包み隠さず提供してくれるようになり、行政対応にも活かせるようになるのです。(行政からも普段の園内の状況を細かく知っていることを驚かれることもあります。)
現場にこだわると移動時間などのロスが発生するのは避けられず、「効率」を最優先で考えるとどうしても無駄が多いようにも思われがちです。しかし、現場でしか得られないことも確かに存在するので(詳しくは書けませんが虐待事案の把握に役立ったこともあります)、体が動くうちは、お客様に求められる限り現場主義を徹底していきたいと思います。
特定行政書士 寺島朋弥
2025年9月19日