癒しのひと時|補助者

特定行政書士|寺島朋弥

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寺島行政書士事務所ブログ

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癒しのひと時

本日は補助者さんと一緒に顧問先の保育園を訪問しました。長時間の作業でしたので、お昼に給食をいただいたのですが、同行した補助者さんは給食をいただくのは初めてで感激していました。(余った食材なので、子どもの分を貰ってるということはありませんのでご安心を。)

そして、ちょうど我々のお昼の時間に、0ちゃんの健診が行われていて、その様子を眺めながらの食事でしたので、二人で癒しの時間を堪能できました。入園当初の4月は、ねんねやハイハイだった子たちが、この時期にはほとんどヨチヨチ歩きをしています。横を通ると上目遣いでこちらを見つめてきて、本当にかわいいんですよね。

開設認可案件が終わり開園したばかりの保育園を見るのも嬉しいものですが、やはり子どもたちの姿を直に見られること以上の喜びはありません。この仕事をしていて良かったなぁと幸せとやり甲斐を感じられるひと時です。

補助者さんも、普段はPCを使ってひたすら書類作成をしてくれていますが、たまには自分の目で現場を見ることも大事だと思うので、今後もできるだけこういった機会を作っていきたいものです。

特定行政書士 寺島朋弥

2024年12月10日

行政書士事務所と雇用

行政書士業界は、他の士業と比較して従業員の雇用が極端に少ないと言われています。

昨年日本行政書士会連合会が実施した行政書士実態調査の集計結果によると、補助者を1人以上雇用している行政書士は22.3%となっていますが、そもそもこの調査への回答は任意であり、回答数(母数)は3084人。5万人中3千人、つまり全体の6%しか回答していない調査です。そして、こういった調査に回答する行政書士は、いわゆる「意識の高い」行政書士が多いと思われ、その中でさえ補助者雇用が2割ということは、全体では更に低いことが推測されます。

他士業では、試験に合格したあと、登録する前に一定期間事務所での勤務(修行)経験が必要な場合がありますが、行政書士ではそれは成り立たないということで、別の考え方をすれば、修行する機会がなく、実務経験ゼロのまま開業せざるを得ない人が多いということでもあります。

私は補助者さん(内一人は行政書士志望)と一緒に仕事をしておりますが、業務量的に必要だということも勿論ありますが、同時に行政書士志望者については若い芽を育てたいという意識も持っています。

支部などで同業者と交流していると、実際出会う人の8~9割はお一人で経営されている印象を受けますが、決してそれを否定するつもりはありません。一人で十分こなせる業務分野もありますし、そういった方は、大きな案件は同業者同士でチームを作って共同受任するなどして、上手にこなされているので、それも立派な経営手法だと思います。

私の場合は、繁忙期の業務量的に補助者が必要不可欠ということもありますが、おそらくプライベートを犠牲にして死ぬ気でやれば一人でもできますし(新人の頃保育の認可案件を一人でこなした経験あり)、そのほうが同じ売上高でも所得が増えるのは間違いありません。それでもあえて通年雇用し続けている理由は三つあり、一つ目は先に挙げた理由(若者育成)と、二つ目はプライベートを大事にしたいからです。

我が家には小学3年生と年長組の二人の子がおりますが、子どもの成長は儚いもので、瞬く間に大きくなっていき、今この時の姿は二度と戻ってくることはありません。仕事と家庭を両立したいから、業務の一部を補助者さんに手伝っていただいているのです。そして、子どものイベント参加や通院のために事務所を留守にするときに、あえて補助者さんに正直に伝えているのも、自身が将来経営する立場になったときに参考にしてもらいたいという思いもあったりします。

そして三つ目の理由は、お客様である経営者と共感するには、自分も同じ重圧を感じ続けるべきだと思うからです。雇用を続けるためにはそれなりに売上を出し続けないといけません。特に労働集約型のサービス業だと人件費比率が高いので、仕事を取り続けないといけないという重圧感は半端ではありません。そういった環境に身を置いたことがある人にしか分からないことは確かにあり(言葉では説明不可能)、そのことで共感することにより互いにリスペクトし合うことができる部分が確かにあることを日々経験しているからです。

これから経営者さんを相手にする仕事をしたいと思っている新人同業者さんがこの記事を参考にして、自身の将来の経営方針に役立ててもらえたら幸いです。

特定行政書士 寺島朋弥

補足

こういった事務所経営の記事をご覧になり、うちで働きたいというご連絡をいただくことがあるのですが、申し訳ございませんが臨時の採用は行っておりません。うちも零細事務所でしかなく、専門分野(幼保)の特殊性からもこれ以上の採用はとても考えられませんので、その点はご理解いただければ幸いです。

2024年7月30日

特定行政書士

名刺に特定行政書士と書いているためか、士業以外の方と名刺交換をしたら、たまに「特定ってどういうことですか?」と聞かれることがあります。

簡単に言うと、行政書士が法定研修を受けて考査に合格したら「特定行政書士」になることができ、原則として弁護士しかできない行政庁に対する不服申立ての「一部」ができるようになるという制度です。(細かい条件等は割愛します。)

要するに通常の行政書士よりも法律上扱える業務の範囲が少し広いといった程度のものです。

ちなみに襟に着けているバッジの大きさも違います。

左が通常の行政書士徽章で、真ん中が特定行政書士徽章、おまけで右が補助者バッジ。

ちなみに特定行政書士が全員大きいバッジを着けている訳ではなく、希望者だけ購入することができるので、小さいバッジだからといって特定行政書士ではないということではないのでご注意ください。なお、特定行政書士徽章は裏に番号が刻印されていて、誰が何番を所有しているか管理されているとのことです。(行政書士徽章にはありません。)

以上、今回はちょっとした行政書士小ネタでした。

特定行政書士 寺島朋弥

2024年5月16日

行政書士実務の例

行政書士と言うと、昔は代書屋さんと呼ばれていたことから、パソコンに向かってひたすら書類作成をしているイメージを持たれるかもしれませんが、多くの場合は書類作成をしている時間よりも、電話・外出(お客様・行政窓口)・調べものをしている時間のほうが圧倒的に長いのが実状かと思います。補助者さんがいる場合はなおさらそうだと思います。

新人だった頃は補助者がいなかったので、全ての仕事を一人でこなさなければならなかったですが、その状況では仕事の数もしれているので何とか回せたものです。しかし、認可保育所や社会福祉法人といった公益色の強い業務に深く携わるようになってからは、物量というより絶対にミスが許されないプレッシャーから、補助者さんの作成した書類を最終チェックという流れのほうが安心して仕事を進めることができることに気付きました。

物量と言えば、社会福祉法人設立認可申請や児童福祉施設設置認可申請につながる申請業務は、1件あたり数百枚の申請書類になることも珍しくなく、おまけにどういう訳か50mmパイプファイルぎっしりの副本を9部とか17部(これまでの最高)とか作ることを求められたりするので、物理的に一人でやる仕事量ではないことも確かではあります。しかも、そういうのに限って提出は窓口持参限定だったりするので、車で段ボール2箱分運んだり…。(苦笑)

もちろん、専門は人によって違うので、一人で十分に稼ぎながらやっていける分野もあろうかと思います。しかし、うちのように公益系の業務が中心の場合、補助者さんの力量に依るところがとても大きいのが実状だったりします。

法人業務は既に繁忙期入りしており、6月末まで多忙な日々が続きますが、自分だけでなく補助者さんの健康も考慮しながら丁寧に進めていきたいと思っています。

特定行政書士 寺島朋弥

2024年4月19日

保育園での一日

本日は補助者さんと一緒にお客様の保育園で終日過ごしてきました。

慣れ保育(※新入園児が保育園生活に慣れるまでの短時間保育)がおおむね落ち着いた頃を見計らっての訪問。朝から新入職員さんへの挨拶や、諸々の仕事の個別説明等を行っていたら、すっかり夕方に。

お昼は園児と同じメニューの給食をいただいたり(費用に関しては補助金の縛りに抵触しないように考慮済み)、保護者さんとも顔を合わすことがあったりと、まるで園の職員の一部のような感覚にもなります。

まだねんね・ハイハイの0ちゃんや、ヨチヨチ歩きの1歳ちゃんに癒されつつ、絶対にミスが許されない業務をこなす補助者さんを指導監督しつつ過ごす一日。なかなかハードでしたが、有意義な時間でした。

とはいえ、お客様の保育園で比較的ゆったりとした時間を過ごせるのは来週あたりの訪問までで、それ以降は決算・事業報告関係でピリピリした2ヶ月になります。来週までの園訪問でしっかりエネルギーを蓄えておきたいと思います。

特定行政書士 寺島朋弥

2024年4月11日

新年度スタート

今朝は年長さんになったばかりの子どもを保育園に連れていき、担任の先生とご挨拶。昨年度の担任が持ち上がりだったので、「今年もよろしくお願いします」と交わし、子どもを託しました。

保育園の4月1日がどういうものなのか、仕事柄よく知っているので、ベテラン保護者はそそくさと退場。特に乳児担当の保育士さんたちが慣れ保育を安全に乗り切れますようにと祈りつつ。

そして、うちの事務所も新しいメンバーを迎えました。士業事務所のスタッフは、種別によって求められる能力は違い、特に行政書士事務所は専門が千差万別な上に、業界全体として雇用が少ないので(儲かる儲からないとかいう問題ではなく、一人で黙々と進めるほうが効率がいい業務が多いのも実情)、修行のための就職が困難なことは確かです。

特にうちの事務所は保育法務という、行政書士業界の中でも珍しい分野が中心なため、将来のこの分野の担い手を育てるためにも、行政書士志望の補助者を育てることは必要なことだと考えています。うちで働きたいと、わざわざ選んでくれた訳なので、責任をもって育てつつ、お客様とその園児たちのために共に尽くしていきたいと思います。

特定行政書士 寺島朋弥

2024年4月1日