専門用語
本日の読売新聞朝刊のコラムで、執筆者が「シラバス」の意味を知らなかったということで「講義要綱を意味する教育用語らしい」という記述があり、面白いなと思えました。
放送大学で学んだことのある人ならお分かりでしょうけど、放送大学内では教員と学生はおろか、学生同士でも日常的に使っている用語なので、私は逆に専門用語という認識ではありませんでした。
このように専門用語とは、その人の経験・立場によって捉え方が変わってくるので、改めて仕事の上では注意しなければならないなと思った次第です。
特に法律関係の仕事は、専門用語だらけであり、一般の方には通じない用語や使い回しがとても多いものです。自分がお客様に専門用語を並べ立てるなどは論外ですが(行政に対しては誤解が生じないように厳密に専門用語を使います)、お客様がおっしゃることを、法律用語の常識で真に受けると自分自信が誤解してしまう恐れもあるため、日常的に言葉はとても慎重に扱っています。
なお、行政書士の場合、お客様の業法や業界特有の用語を使いこなす必要もあり、面白いものです。例えば保育の認可申請にあたって必要になる用語と、建設業の許可申請にあたって必要になる用語は全く異なっており、建設業を全く知らない私と、保育を全く知らない同業者が特有の専門用語で会話しても全く通じません。(笑)
今後も常に言葉には敏感でいて、お客様の不安を取り除けるように心がけていきたいと思います。
特定行政書士 寺島朋弥
タグ: タグ:専門用語 | 2024年3月26日
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