保育施設の個人情報保護
当事務所に園内研修をして欲しいというご依頼のほとんどは個人情報保護に関してです。例えば最初は「コンプライアンス研修」の講義をして欲しいという相談から始まっても、話を進めていくうちに大抵は個人情報保護に集約されていくことが多いものです。
経営陣や事務職員向けの研修となると、もっと法律寄り(社会福祉法や私立学校法のガバナンス面等)の講義をすることもできると思うのですが、これまで保育士等の現場の職員向けの園内研修のオファーが中心でしたので、連絡帳や日誌の扱いから、ICTの便利さと怖さ、SNS利用の注意点等については、個人情報保護法や秘密保持義務について、日常の中での事例を通して分かり易くお話することになります。
保育実践やマネジメントに関する研修はキャリアアップ研修のカリキュラムの中で充実しているので、多くの職員さんは日頃から学んでいることと思いますが、こういった事務寄りの研修は外部で受講する機会が少ない割には行政指導監査で突かれる部分なので、現実には職員会議のついでに園内で行うことになるかと思います。とはいえ、園内だけで勉強会のような形で実施するためには、誰かが専門的な部分を習得した上でやらないと非効率なので、実際はなかなか大変だと思います。
そこで、当事務所では60分バージョンの個人情報保護研修(プライバシー保護研修)をご用意しており、職員会議や土曜行事の後片付けの後に短時間で気楽に受講できるように工夫しております。普段から保育園・幼稚園の支援に特化しているため、より現場寄りの講義内容になっているかと思いますので、外部講師を呼んでの園内研修を検討される場合は是非お声がけいただけますと幸いです。
特定行政書士 寺島朋弥
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