事業報告書|ブログ

特定行政書士|寺島朋弥

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寺島行政書士事務所ブログ

寺島行政書士事務所ブログ

事業報告書

現在、うちの事務所で一番大変な作業は、お客様の事業計画書の原案作成。

年明けから令和6年度の事業計画書の作成が始まり、3月の理事会で承認されたら休む間もなく令和5年度の事業報告書に取り掛かります。これは多くの法人で5月下旬に行われる監事監査会に間に合わせる必要があるため、意外と時間がありません。

顧問先であれば、本部拠点や大きな契約関係は把握しているので、まずはその辺りを概ね仕上げて、園特有の行事等についてお客様に下書きを書いていただくことになりますが、ベースとなるものがないとお客様もどこから手を付けたらいいか分からないため、とにかく毎年4月の2週で原案を作ってしまうのです。

また、私が普段から保育のことを勉強している理由の一つはこういった事業計画書・事業報告書の作成に役立つからというのもある訳で、個人的にも楽しい業務でもあります。

ちなみにこれらの業務は、予算・決算と連動するので、会計事務所との連携も欠かせません。そして、6月のスケジュール(評議員会の日程や理事長改選の有無等)によっては、司法書士さんにも事前に根回しが必要だったり、幅広い視野をもってコーディネートしていく必要があります。これらは許認可業務で行政書士に一番求められている部分でもあり、得意でなければならないスキルなので、大いに励んでまいります。

特定行政書士 寺島朋弥

2024年4月3日

新年度スタート

今朝は年長さんになったばかりの子どもを保育園に連れていき、担任の先生とご挨拶。昨年度の担任が持ち上がりだったので、「今年もよろしくお願いします」と交わし、子どもを託しました。

保育園の4月1日がどういうものなのか、仕事柄よく知っているので、ベテラン保護者はそそくさと退場。特に乳児担当の保育士さんたちが慣れ保育を安全に乗り切れますようにと祈りつつ。

そして、うちの事務所も新しいメンバーを迎えました。士業事務所のスタッフは、種別によって求められる能力は違い、特に行政書士事務所は専門が千差万別な上に、業界全体として雇用が少ないので(儲かる儲からないとかいう問題ではなく、一人で黙々と進めるほうが効率がいい業務が多いのも実情)、修行のための就職が困難なことは確かです。

特にうちの事務所は保育法務という、行政書士業界の中でも珍しい分野が中心なため、将来のこの分野の担い手を育てるためにも、行政書士志望の補助者を育てることは必要なことだと考えています。うちで働きたいと、わざわざ選んでくれた訳なので、責任をもって育てつつ、お客様とその園児たちのために共に尽くしていきたいと思います。

特定行政書士 寺島朋弥

2024年4月1日

ラン活

今日は明日から年長さんになる息子のランドセルを選びに行きました。人気の商品はもう既に売り切れているくらいなので、好みのものを選ぶならゴールデンウイーク前に購入するのが当たり前になっているようです。

会場もまだあどけない5歳児が大勢いて、まるで保育園のよう。

明日から1年間、園での最年長として憧れの対象になる子どもたち。1年後、晴れ晴れした顔で新1年生になっていることを願いつつーー。

うちの子もお気に入りのランドセルが見つかり、無事に注文することができ一安心。あとは冬頃に現物が届くのを待つのみです。

保育園最後の1年、保護者としても毎日を大切にしながら関わっていきたいものです。

特定行政書士 寺島朋弥

2024年3月31日

年度末

本日は今年度最後の平日。ということで、朝子どもを保育園に連れていくと、朝番の担任と「お世話になりました」とあいさつを交わし合い、帰りには遅番の先生ともあいさつを交わし合いました。

仕事中も顧問先の園からお電話をいただく際は、「今年度も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いします。」とまるで年末年始のようなあいさつを交わし合いました。

今年は土曜日が残っているとはいえ、土曜日に登園する子どもは少なく、それに応じて出勤する保育士さんも少ないので、多くの職員にとっても年度末最終日ということになります。そして何より、年長さんにとってはほとんどが最終登園日で、本当の「卒園」の日。子どもの園でもお別れ会が催されていました。

学校もそうですが、保育園も年度を挟んでいろんな環境ががらっと変わります。特に春休みという概念が無い保育園にとっては、日常の中の一瞬の区切り。それだけに職員さんにとっては特別な日なのですね。

来週から新しい0ちゃんをはじめとする新入園児を迎える訳ですが、しばらくはどこの園も大変な日々が始まります。園の職員さんたちの負担の軽減につながるよう、頑張っていきたいと思います。

特定行政書士 寺島朋弥

2024年3月29日

専門用語

本日の読売新聞朝刊のコラムで、執筆者が「シラバス」の意味を知らなかったということで「講義要綱を意味する教育用語らしい」という記述があり、面白いなと思えました。

放送大学で学んだことのある人ならお分かりでしょうけど、放送大学内では教員と学生はおろか、学生同士でも日常的に使っている用語なので、私は逆に専門用語という認識ではありませんでした。

このように専門用語とは、その人の経験・立場によって捉え方が変わってくるので、改めて仕事の上では注意しなければならないなと思った次第です。

特に法律関係の仕事は、専門用語だらけであり、一般の方には通じない用語や使い回しがとても多いものです。自分がお客様に専門用語を並べ立てるなどは論外ですが(行政に対しては誤解が生じないように厳密に専門用語を使います)、お客様がおっしゃることを、法律用語の常識で真に受けると自分自信が誤解してしまう恐れもあるため、日常的に言葉はとても慎重に扱っています。

なお、行政書士の場合、お客様の業法や業界特有の用語を使いこなす必要もあり、面白いものです。例えば保育の認可申請にあたって必要になる用語と、建設業の許可申請にあたって必要になる用語は全く異なっており、建設業を全く知らない私と、保育を全く知らない同業者が特有の専門用語で会話しても全く通じません。(笑)

今後も常に言葉には敏感でいて、お客様の不安を取り除けるように心がけていきたいと思います。

特定行政書士 寺島朋弥

2024年3月26日

開設案件の終盤

今週はとある4月1日開所案件の最終現地確認がありました。認可園ではないのですが、数か月の短期案件がいよいよ終結しようというところです。

事業開始後に引き続き顧問をやるやらないに関わらず、許認可業務としては一区切りなので、やや気が早いですが達成感と同時に寂しさも感じるものです。

社会福祉法人の設立認可であったり、認可保育所開設の場合、1つの案件に2~3年かかることが当たり前なので当然ですが、比較的短期間で終わる案件であっても、やっているときは全力疾走なので、それなりに感慨深いものがあります。

許認可業務を進める上で辛いときは、その施設を将来利用する子どもたちの笑顔を想像しながら進めるのですが、あと10日もしたら実際にここに子どもたちが入るのだなぁと…。

その子どもたちの幸せの基盤作りに、裏方として少しでも役立つことができたのであれば、行政書士冥利に尽きるというものです。どうかこの施設が末永く続き、一人でも多くの子どもたちの幸せの礎となりますように。

特定行政書士 寺島朋弥

2024年3月22日

保育学

顧問契約の内容によっては、事業計画ばかりではなく、保育計画等についても相談を受けることがあります。ただし、保育の場合は助言ではなく、あくまでも行政が好みそうなネタの例示であったり、こういう話を聞いたことがありますよ程度に留めるようにしています。理由は、私は法令に関する専門家ではあるけど、保育については素人であり、お客様(保育士)の専門性を尊重すべきだと思っているからです。

しかし、引き出しが多いためか、「どこで学ばれたのですか」と聞かれることもあります。

専門的かどうかはさておき、単位という意味では放送大学の幼児教育・保育に関する放送科目やオンライン科目は全て履修してきました。(放送大学では、実務経験のある保育士が、特例で幼稚園教諭の資格を得るための講座が充実しており、誰でも受講することができます。)また、面接授業も、日程が合えば関東近郊の保育系の科目はできる限り受けるようにしていますが、単位として形に残るものはその程度です。あとは、任意の保育ゼミに参加していたり、コロナ禍前は白梅学園大学の公開授業に出たりしたことがあります。

つまり、全く体系的に学んでいないので、専門性なんて無く、興味本位で学んでいるだけなのです。

幼保専門とは言っても、あくまでも法令であり、保育や幼児教育という行為そのものについては全くの素人であるので、誤解がないようにここに記しておきます。

とはいえ、法令の専門性とお客様が持つ保育の専門性を上手に融合するために、日々様々な角度から学び続けていきたいと思います。

特定行政書士 寺島朋弥

2024年3月18日

卒園シーズン

先日卒園式の練習があちこちの園で行われているエピソードを書きましたが、現在は次々と本番が行われています。

例えば6年お付き合いのある園の場合、契約開始当時は0ちゃんだった子たちが今月卒園する訳です。毎月訪問している場合、顔と名前が一致する子もいたりする訳でして、保育者でない第三者の私でもセンチメンタルになる時期でもあります。そういった子どもたち宛てに、ささやかですがお祝いを贈らせていただいております。

おめでとう!立派な小学生になってまた会える日を楽しみにしてるよ!

という気持ちを込めて…。

ちなみに、認可保育園は日中家庭保育ができないことが前提なので、3月31日まで利用する家庭が多く、多くの年長さんは卒園式の翌日以降もいつもどおり登園します。(そして翌日から小学校の学童クラブへ。)そういう意味では、式自体でお別れではないので幼稚園とは違うのですが、それでも保育者も保護者も大号泣(子どもたちは案外笑顔!)だったりします。長い子は6年通っていて、赤ちゃんの頃から家庭と園で一緒に育ちを見守ってきたから感慨もひとしおということでしょう。

自分の子の卒園式では、全年長児の赤ちゃんの頃からの成長過程のスライドショーが感動的な音楽と共に流れたりして、あれを見せられて泣くなというのは拷問です。(笑)※当時はコロナ全盛期で、歌は難しかったというのもあります。

子どもは当然として、育児・保育は、行為そのものが尊いものだと思っています。卒園式は、就学期まで育てあげた保護者さん、保育士さん、園職員さんへの慰労会という意味合いもあると感じています。そして、そんな素晴らしい育ちのステージを、法の側面で裏方としてサポートし続けることができることに対して大変誇りを感じております。

特定行政書士 寺島朋弥

2024年3月16日

お誕生報告

今日は朝一番最初のメールが、顧問先の事務担当者(男性)のお子様のお誕生報告。

言われてみれば、これまで公私で幾度となく「出産報告」を受けてきましたが、当事者が女性であることが多く、男性側であっても夫婦と顔見知りであることが多かったので「出産おめでとう」に違和感がなかったのですが、男性当事者からの報告を受けて奥様を存じ上げない場合、一瞬どう伝えるべきか悩んでしまいました。もっとも当事者の奥様が出産したことには変わりないのだからあまり深く考える必要はないのでしょうけど。

結局「お子様のお誕生おめでとうございます」とお電話し、第一子誕生当時の男親の気持ちを共有していろいろと盛り上がりました。また、出生直後は行政手続きが半端ないので、効率的に手続きを進めるためのアドバイスといった行政書士らしい実務的な話もさせていただきました。(笑)

いずれにしてもこの世に赤ちゃんの誕生報告以上に明るいニュースは存在しないと思っています。

今日一日、明るい気持ちで仕事ができることについて、その赤ちゃんとご家族に感謝しながら丁寧に仕事を進めてまいります。

特定行政書士 寺島朋弥

2024年3月12日

私の3.11

13年前の発災当時、私はまだ劇団四季のスタッフをしていて、東京でとある大型ミュージカルの本番付きで巨大な舞台機構を操作していました。

本番中の最も盛り上がるシーンで震度5強の揺れに襲われ、上演は危険と判断し、即座に中止に。その日はお客様が帰宅難民となり客席で宿泊せざるを得なくなり、我々も当然劇場から帰れませんでした。

被災地の悲惨な光景をテレビで見ながら祈りつつ、翌日は原子力発電所の建屋が爆発する衝撃的な映像を見ながらも、壊れた舞台装置をひたすら修理していました。

そして当時の代表・浅利慶太氏が、「明日から公演を再開する!」と決断し、驚きつつも何とか再開できるレベルまで補修し、実際に日曜には再開しました。チケットはほぼ完売でしたが、当然いらっしゃったお客様はごく少数でした。(震災が理由でお越しになれなかったお客様には払戻しをしていたはずです。)それでも、何とか無事に公演を行い、惜しみなく拍手をいただいたことを覚えています。

劇場の立地が計画停電の対象区域外だったこともあり、そのまま休むことなくロングランを続けることになりました。しかし、計画停電等の影響で電車がろくに動いていない路線も多く、劇場関係者の多くが数週間自宅に帰れず、劇場に泊まり込んでおり、私もその一人でした。

正直なところ、被災地で連日死者・行方不明者数が急増し、原子力発電所が次々と爆発する中、自分たちがハッピーミュージカルを毎日上演することに違和感が無かったと言えば嘘になります。しかし、今になって思えば、あの日々に観劇に来てくださったお客様にとっては、希望であったことと信じています。逆境の中でも、自分たちにできることは何があっても続けるという精神。まさにShow must go onを実感する日々でした。

そして、あの時の精神があったからこそ、劇団はコロナ禍も乗り越えることができたのでしょう。

今の私は全く別の業界で仕事をしていますが、劇団時代に培われた精神は日々大切にしていきたいものです。

特定行政書士 寺島朋弥

2024年3月11日