儚い時間|ブログ

特定行政書士|寺島朋弥

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寺島行政書士事務所ブログ

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儚い時間

保育園の送り迎えは自分が担当しているため、毎日、年長クラスの次男と手をつないで登降園している。1歳の頃は抱っこ紐、2歳の頃はベビーカー、3歳からは歩くようになったので、2年間続いている朝夕のルーチン。

思えば長男は小学校に上がったと同時に手をつながなくなった。

ということは、次男と手をつなげる日は、あと10か月しか残っていないのかもしれない。

育児は常に前進あるのみ。後戻りはできない。

かけがえのない一日一日を大切にしつつ、子どもたちと共に今を過ごしたいと思う。

寺島朋弥

2024年5月30日

決算

社会福祉法人や学校法人といった公益系の法人の事業年度は4月から3月までなので、決算期は皆一緒です。

おまけに決算に基づいて法令に定められた手続きが多数発生するので、こういった法人ばかりを扱っている会計事務所さんは本当に大変そうです。だいたい皆さん、4~6月はほぼ休めず、代わりに夏は暇とおっしゃいます。

ちなみに弊所の顧問業務のうち主たる業務は、理事会や評議員会の招集通知・議案書・議事録等の書類作成、現況報告や法人・施設調書の作成ですので、決算が上がってきてからが大忙しです。とは言っても実際には4月から補助者さんが少しずつ準備を進めていて、書類の大枠はほとんど出来ていたりはするのですが――。

今週はまさに各法人さんの決算があがってくる週で、監事監査に向けて事業報告書の最終調製を行いつつ、理事会・評議員会で論点になりそうな部分の行政照会のとりまとめ等、事前の裏方業務の終盤といったところです。

そして、監事監査が終わり、理事会の招集通知を発したらいよいよ6月の出張祭りです。今年は何故か夜間対応が多く、プライベート(それこそ保育園のお迎え)や補助者さんの勤務も含めて、調整しないといけないことが多いのですが、6月を乗り切れば、いきなり行政指導監査が来ない限りは多少落ち着くので、なんとか頑張りたいと思います。

今年はもう取り扱える件数がいっぱいいっぱいですが、来年はもう少し受けられるよう、業務体制も整えていきたいものです。

特定行政書士 寺島朋弥

2024年5月21日

特定行政書士

名刺に特定行政書士と書いているためか、士業以外の方と名刺交換をしたら、たまに「特定ってどういうことですか?」と聞かれることがあります。

簡単に言うと、行政書士が法定研修を受けて考査に合格したら「特定行政書士」になることができ、原則として弁護士しかできない行政庁に対する不服申立ての「一部」ができるようになるという制度です。(細かい条件等は割愛します。)

要するに通常の行政書士よりも法律上扱える業務の範囲が少し広いといった程度のものです。

ちなみに襟に着けているバッジの大きさも違います。

左が通常の行政書士徽章で、真ん中が特定行政書士徽章、おまけで右が補助者バッジ。

ちなみに特定行政書士が全員大きいバッジを着けている訳ではなく、希望者だけ購入することができるので、小さいバッジだからといって特定行政書士ではないということではないのでご注意ください。なお、特定行政書士徽章は裏に番号が刻印されていて、誰が何番を所有しているか管理されているとのことです。(行政書士徽章にはありません。)

以上、今回はちょっとした行政書士小ネタでした。

特定行政書士 寺島朋弥

2024年5月16日

お客様との食事会

今日は複数のお客様との食事会。

我々士業は守秘義務というものがあり、顧客情報も当然含まれており、私は取引先の情報も秘匿すべきものと考えています。理由はいろいろありますが、行政書士業務であっても利益相反(お客様同士が対立するような場面)が起こることがゼロではなく(プロポーザルや補助金ではお客様同士が競争することもあり得ます)、特に私のように(保育)業界特化型ですと、ある意味お客様同士は皆ライバルといえる側面もあります。

ですので、うちがどこの園の顧問をやっているかは、私から公表したり、他人に話すことは絶対にありません。しかし、お客様が他のお客様を紹介してくれるケースでは、そのお客様同士に限っては秘匿する必要がなく、食事会などをセッティングしてくれた場合は喜んで参加させていただきます。

大変ありがたいことに、この10年でそういったつながりが保ててる脈がいくつかあり、今日はその一つでした。

同業者や士業同士での食事会とは話の内容が全く違うものになり、お客様の業界特有のあるあるネタも盛りだくさんで完全にアウェイになってしまう場面も多く、普段の逆でお客様から教わることも多々あり、大変勉強になります。

士業は「先生」付けされることが多く、勘違いしがちなのですが、決してお客様より上の立場から物事を教える存在ではないと思っています。お客様の理念・目的(うちのお客様の場合は大抵は子どもの最善の利益)の達成のために側面から支えることこそが我々の存在意義だと思っていて、そのことに上下関係はないと思っています。

要するに具体的な職種は違っても、子どもたちの笑顔を守るのが共通の目的なので、ある意味同志とも言えると思います。これからも、お客様がつないでくれたご縁を大事にしながら日々励んでまいります。

特定行政書士 寺島朋弥

2024年5月8日

業歴10年

行政書士歴満10年になりました。本日から11年目に入った訳です。

2014年の開業当初は、子ども・子育て支援新制度の施行まで1年を切っている時期で、各地で同制度周知のシンポジウムや勉強会が開催されており、私も様々な会合に参加していました。

その頃は残念なことに当時の新法・子ども・子育て支援法や認可の根拠である改正児童福祉法絡みの行政手続きを率先して取り扱うべき先輩行政書士の姿はお見受けすることができず、孤独な中、必死になって勉強していました。先輩行政書士にこの業務について相談しても、「保育分野は難易度が高いので個人事務所では無理だよ」と言われたものです。しかし、私は諦められず、絶対形にするという思いで勉強を続けて、幸いなことに1年目のうちに新制度の認可案件に恵まれることができました。当時のお客様とは今でもお付き合いがありますが、本当に感謝しています。

あれから10年が経ち、行政書士の中にもこの分野を取り扱う人が徐々に増えてまいりました。しかし、保育所や幼稚園の新設に伴う認可業務は、少子化が止まらない限りなくなっていくことは避けられません。したがって、今後は既存の施設が適法に運営しながら、保育方針・建学の精神の理念を実現できるように背後から経営陣を支えることが重要になってくると思っています。

今後ももちろん認可案件(各種変更や認定こども園化も含む)も積極的に取り扱ってまいりますが、社会福祉法人や学校法人のガバナンス支援に特に力を入れてまいる所存です。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

特定行政書士 寺島朋弥

2024年5月1日